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9月30日 鬱病鬱病 2008-09-30 昨日、鬱病の話を聞いてきました。講師は専門の精神科医で した。今のところ、私がやってるボランテイア通訳の場で、 鬱病に遭遇したことは無いのですが、日本に定住する外国人 の中で心の病が広がってると言う報告を目にします。聞くと ころによると、外国から日本の農村に嫁いできた女性に多い そうです。横浜には少ないのでしょうが、もし私の通訳の出 番に振られたら、大変に苦労するでしょう。どんな単語を予 習して行ったら良いのか、見当もつきません。 教わったこと: うつ病の精神症状: 1)気分が落ち込む、憂鬱になる。 2)興味、楽しみ、喜びの感情が無くなる。 3)おっくう、気力・意欲の低下。 やらなくてはと思っても身体や頭が働かない。 人に会うのが嫌になる。 4)頭の回転が鈍く、集中力・判断力・記憶力が悪くなる。 5)3)で上手く行かないので焦ってくる。 6)だから何事にも自信を無くし「私はだめな人間だ」と思い 皆に「申し訳ない」と自責的になる。 7)物事や将来を悪い方に捉え、過去をくよくよ考える。 8)「生きていても仕方がない、つまらない」と考える。 自殺願望を持つようになる。 1)~4)を見ると、ただのぐうたら人間と変わりないので、 周囲からは、怠けてるとしか見て貰えない。これが問題です。 先生が強調されたこと:うつ病は、病気です。骨が折れてし まった場合と変わらないのです。つまり専門の医師に診せ、 適切な診断を受け、正しい治療を受けて下さい。今は良い薬 が有ります。正しい処方箋で、きちんと正しく飲んで下さい。 症状が良くなったからと言って、勝手に飲むのを辞めないで 下さい。 私にとって、このテーマは、初めての講演でしたので、しっ かりと理解したいと思います。 9月16日 おい、ドタキャンかよ。おい、ドタキャンかよ。 2008-09-16 それはないどろう。今日はバイトの出勤日のところ欠勤届 を出して、そういうのは困りますねと言われて(バイト先 だって休まれると困るのが当然)指定の病院にボランテイア 通訳に来たら、患者はドタキャンだって。 病院で言葉が通じないのは困るだろうからと、神奈川県では ボランテイアで通訳のサービスができるように、県と病院と NGO団体で話し合いと予算措置の上で、外国籍県民のために 築き上げてきた仕組みなんですが、恩恵に預かる方は、たい して気にも留めて無いんですかね。 この制度は、ドタキャンを想定してないから、キャンセル料 金も交通費も出ない。お金のことより、バイト先に迷惑掛け てまで確保した日程が無駄になったことが本当に腹立たしく 空しい。 9月12日 感動の小児心臓手術感動の小児心臓手術 2008-09-12 昨夜は、感動しました。小児科医が減っている現在、 「目の前に、私の心臓手術を必要としている子供が 居るのに、疲れたなんて言って居られますか」と 仰られた、医師の活躍をTVで見たからです。 それは、心臓の右半分が圧縮されて殆ど機能して いない、新生児の心臓の手術でした。生後10日で 死ぬ筈の命(それを生まれ出る前に察知した病院も 凄いな、良くやった)を、生後数日で最初の手術、 わずか4cmの心臓に、メスで穴を開け、人工血管を 縫いつけて行く。 凄い先生が居るんですね。見ていてジーンと来てしまい ました。私の場合はそれを英語で言えるかと言う命題が 有るんですが、それを忘れて見てしまいました。 手術は合計3回必要とのことで、2回の手術で、2歳まで 長らえ、体力が付いたところで3度目の手術。これも 成功のところまで見て、チャンネル権を奪われてしまった。 無事に育ってくれるように祈っています、北海道の今野 太陽君。執刀した福岡市立子供病院の角秀秋先生のメスの 動きは神の手でした。凄い。こういう先生が居ると言う ことを知っただけで、元気に生きられる。あの手術の間 ずーっと、病院の待合室で、太陽君の無事生還、手術終了 を念じながら待ち続けたご両親のことを思えば、いまの 自分は、なんて幸せなんだろうと思う。良いTV番組でした。 9月6日 花の笑顔のジェーン花の笑顔のジェーン 2008-09-06 ジェーンが笑うと花がこぼれるようでした。彼女は生後 7ヶ月、私が一昨日通訳を担当した患者さんです。患者 と言っても、何か悪い所が有ってはいけないから、それを 調べるためのMRIと脳波の検査を受ける患者さんでした。 場所は、小田急相模大野の北里大学病院です。 ジェーンは、まるで少女のようなお母さんの腕に抱かれ、 若くてハンサムなお父さんと一緒に、私を待っていて くれました。ジェーン一家は、私が患者相談室に定刻13 時の10分前に入るところを、やや離れた所から見ていた そうです。私が、相談室に居るメデイカルソーシャルワー カー(MSW)さんに、「今日の13時に来るように言われて いました通訳の○○です」と言うと、「あ、後ろにいらっ しゃいます」と言われ、振り向くと家族全員でニコニコ と立っていました。 後からお父さんが言ったことは、私が相談室に向かって 歩いて来るのを見て、この人が患者の訳が無い、だから きっと通訳だと思い、私が相談室に入った後、相談室の 入り口の所に来て、私とMSWのやり取りを聞いて、やは りそうだと中に入って来たのだそうです。お父さんは かなり日本語ができます。私達は挨拶を交わし、MRI検査 室に向かいました。 検査室に向かう間、そして待合室で待つ間に、私としては 色々な情報を入手しないといけません。ジェーンが生まれ た時、正常だったか、何か異常が有ったか、生後の検診で はどうだったか、予防注射は、時期ごとに済んでいるか? 母子手帳は持ってきたか?経過は記入しているか?(多く の記入事項は親がするようになっている)などなど。全て 問題無いようで、ひとまず安心しました。ところが、お父 さんが次のように切り出してきました。前回、10日前に脳 波検査をする予定だった。脳波は起きている時の検査は問 題無くできるが、寝て居る時の検査も必要。それでジェー ンは睡眠薬入りのシロップを飲まされたが、全く効かず、 座薬を投与されたがこれは便と一緒に排出されてしまった。 その結果、今日MRI検査が決まっていたので、脳波の再度の 検査がMRIの後に組まれている。MRIは静止が絶対に必要な ので、赤ちゃんの場合は、睡眠薬で眠って貰う。つまり今 日は充分に眠って貰って、2種類の検査を連続してやって しまおうとのスケジュールなのです。 MRI検査の部屋に検査依頼票を出すと、すぐ看護士さんが 出てきました。私がお父さんから聞いたことを話すと、部 屋の中に入り、検査の技師さんも出てきて相談です。小児 科の医師に電話で問い合わせてくれましたが、赤ちゃんに たいする睡眠薬は、シロップで出た1種類だけ、他の方法 は座薬だけと判りました。ベテランの看護士さんの意見は あのシロップをもう一度試して見ましょう、それでだめなら 座薬にしましょうとのことでした。この時点で、私は、今日 は時間がかかりそうだと覚悟しました。 看護士さんは針の付いて無い注射器に入れた睡眠薬シロップ を持ってきました。ジェーンの口に入れるとジェーンは、 ちょっと嫌がるような素振りをしましたが、看護士さんは 優しく優しくあやしながら、少しだけシロップを押し込み ました。あの優しい仕草と声と微笑み。白衣の天使とは、 まさにこの人を言うのでしょう。ジェーンはそのうちに、 自分からシロップを吸うようになっていました。機嫌良く 全部のシロップを飲んだジェーンは10分もしないうちに 自分の手を口に持っていきました。お母さんも、すぐ寝ま すと言いました。それから5分程でジェーンは深々と眠って しまいました。あの看護士さんの優しさと、眠りなさいと 言う念力がジェーンを眠らせたと私は思っています。 25分ほど続いた、あの喧しい音のするMRI検査にも起きる ことなくジェーンは寝ています。今度は脳波検査の部屋へ 移動しました。検査の予定は伝票では2時半となっていま したが、未だ2時です。構わず呼び鈴を押しました。出て きた看護士さんに訳を話すと、待って下さいと奥へ入り、 先生が出てきて、ジェーンを見てくれました。彼女が熟睡 しているのを確認した先生は、すぐ始めましょうと準備を して下さいました。 脳波の検査は45分ほどかかりました。お父さんとお母さんは 任天堂のゲームボーイで遊んで居ます。私はじーっと座って 待ちました。この病院は大病院なのに、皆親切で無駄な待ち 時間が無い。良い病院だななどと思いを巡らせていました。 やがて検査も終わり、先生が出てきて、ジェーンの頭の回 りに軟膏を塗ったので、拭き取っておくようにと言う指示 と、今日は睡眠薬が未だこの後も続くので、例え目が覚め てるように見えても、がくっとなって頭を打つ危険が有る。 両親は、その点を注意するようにと言われました。 私が両親にこの後どうなるか判っているか聞きますと、2 週間後に検査結果の説明が有るとのこと。通訳が必要か 聞くと、次回は要らないとのこと。但し先生の説明が、異常 ありませんでは無く、何か病気が有る可能性が有ると言う ような場合は、改めて通訳の要請をしたいとのことでした。 私は満足感に浸り、ジェーンのこぼれるような笑顔と優しい 看護士さんの顔を思い浮かべながら帰途に就きました。 |
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